<当たり前>

当たり前だけど、『ほたるのひかり』が流れると何かが終わるよね。

 

ほたるのひかり まどのゆき

ふみよむつき日 かさねつつ・・・

 

 

スコットランド民謡を基にした、日本で最もポピュラーな曲の一つである、『ほたるのひかり』

 

 

 

卒業式に歌う曲の定番として、また、大みそかのNHK紅白歌合戦のラストで歌う曲としての印象も強いのではないだろうか。

今日は、そんなほたるのひかりについてのお話。

 

 

ほたるのひかりは、誰しもが知っているとても有名な曲。

 

 

「この曲は、なぜ有名なのだろう」と思い、考えた。

卒業式も紅白歌合戦も、そんなに頻繁に行われるものじゃない。

でも、なぜこんなに、有名で、”既知感”があるのだろう。

 

 

小さい頃に学校で習うから?

たしかに、それもあるだろうけれど、小学校で習うだけなら、「懐かしい」で終わる。

 

 

ぼくにとって、ほたるのひかりはあまり懐かしいという気持ちにはならなかった。じゃあどこで聞いているのだろう。

 

 

ぼくは【店の閉店時間に流れている】ことに注目した。

「そういえば、勤務先や行きつけの店の閉店時、この曲が流れているのを聞いたことがある」みたいな人は、多いのでは?

 

 

この曲が流れ始めると、「ああ、帰らなきゃ」って思うし、働いていてこの曲を聞くと、「もうすぐ帰れるな。」って思う。

 

 

この曲のすごいところは、みんなの意識しないところで

みんなの共通認識に訴えかけて注意を喚起することができ、『終わり』を非言語で伝えられる、圧倒的な情報量を持っていることだ。

 

 

特にこの非言語というところがポイントだと思っている。

 

 

店を閉めるということは、

  • 店内のお客様を強制的に追い出す → お客様を不快にさせる可能性がある
  • 店員は早く業務を終え、帰りたい(人が多い) → 伝える態度が失礼になる可能性がある

だからこの「ほたるのひかり」は、業務のマニュアル化を行い、サービスを一定水準に保つことに一躍買っているといえるのではないか。

 

 

ほたるのひかりの、美しく、それとなく、物事が終わることを促すメロディ・・・

 

 

まるで、ほたるのひかりのイメージは遺伝子に組み込まれているようだ。本当に不思議。

(というか、本当に遺伝子に刻み込まれているかもね。)

 

 

だけどぼくは、バイト先で何百回と聞かされ続けているので、ほたるのひかりが嫌いです。

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