些細な事だけど、通説の『ビジネスマナー』において気になってること。
『 目上の人に対して「了解です」と言うのはマナー違反! 』
という謎のルール。
『「了解です」「了解しました」を目上の人に使うことはビジネスマナー違反だから、「承知しました」「分かりました」を使え』
というものだ。
この問題を突き詰めていくと、【「了解です」へのスタンスを変えることが最も有意義なんじゃないか】という意見を持ったので、今から書いていこうと思う。
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まずは、この記事を見て頂きたい。
【ついに決着!?】上司に「了解です」と答えるのは本当に失礼なのか?
この記事で注目すべき点は、
目下の「了解です」に対して、全体の90%の人は「違和感を感じない」ということ。
(=10%の人が「違和感を感じる」と言っている)
実際自分も、目下の人から「了解です」を使われることは日常茶飯事である。
アルバイトや、イベントの事務連絡で後輩とLINEのやり取りをしていると、『了解です』『りょうかいしました!』と返されることなんてしょっちゅうある。(自分がナメられてるってのもあるかもしれないけれど。笑)
しかも彼らは、社会人や先生に向かっても「了解です」と言っている。
だから、彼らは悪気なく、本当に敬語のつもりで使っているんだと思う。
- 目下の「了解です」に対して、90%の人が「違和感を感じない」と言っている
- 若者は悪気なく、本当に敬語のつもりで使っている
この2つの、事実があるのだ。
だからもう、「了解です」は「分かりました」の敬語と捉えるべきだと考える。
人生の先輩方は、もう『了解です』への認識を変えるべし
ぼくはこの『了解です』も、時代で変化する言葉の変化の1つだと思っている。
たとえば「ジンクス」「確信犯」「やばい」「鳥肌」という日本語は、時代に合わせてその言葉の意味を変化させてきた。
『了解です』も、この類に当てはまるのではないか。
でもこれからの日本を作るのは若者たち。日本語を変化させていくのも若者たちだ。
あからさまなタメ口や、腹が立つような口調で言われているなら別だが、もう目下の人物の「了解です」を、「失礼だ」と捉えるべきではないというのが、若者である自分の意見である。
いや、別に違和感を感じようと感じまいと結局は人の勝手だ。
でも目下の「了解です」に違和感を覚えたり、あからさまに認めないことから生じるのは、部下や後輩との距離や壁。ストレス、そして時間という『損失』。
だから変なプライドを盾にして『「承知しました」「分かりました」と使え!』などと思っているより、「気にしない」ほうがずっと得だ。それは協調性だけでなく、精神衛生上もいいのではないか。
口に出すか出さないかではなく、認識そのものを変えたほうがきっと有意義である。
若者はどのように『了解です』に対して向き合うべきか
では逆に、『了解です』に対して若者が取るべきスタンスはどのようなものなのだろうか。
こんなことを書いた後に言うのもアレなんだけど、自分自身は、『了解です』と言う日本語をほとんど使わない。
そして、次のような意識を持っている。↓
- 目下の人の『了解です』は敬語だと受け取り、一切気にしない。
- 目上の相手に不快な思いをさせて自分が損をする可能性がある以上、目上の人へは一切使わない。
これくらいのスタンスが一番有意義だと思う。
言葉なんて、意味が伝われば良い。そして他人は絶対に変えることはできないという考え方。
英語は敬語についてあまり厳格ではないから思ったんだけど。いかがでしょうか。
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