情報革命が起き、テクノロジーが急激に発達している。
それに影響され、ぼくたち現代人は、ケータイ(スマホ)やパソコンをよく利用するようになった。
パソコンは、会社でも学校でもプライベートでも必要不可欠。
ケータイは、外出時に「これさえあればなんとかなる」三種の神器、「カギ・サイフ・スマホ」の一角だ。
パソコン、ケータイは、どんなものよりも身近なものとなったと言える。
[s_ad]
でも、どんなに身近になったとはいえ、それらはあくまで機械にすぎない。
だから、人間のように融通は効かないし、ある問題に対して臨機応変に対応できないのは、当然のことである。
そして、動物で一番賢いとも言われる人間の頭の中では、このようなツッコミが生まれる。
「なんでそんなこともできないんだよ!」
この記事で何が言いたいかっていうと、
「身近」で「ツッコミを生む」特徴を持ち、共通認識を作りやすい、パソコンやケータイが作り出す、「あるあるネタ」が面白くないわけがない、ということだ。
一昔前のMicrosoftOfficeで、アシスタントキャラクターとして登場したカイルくん。
WindowsXPや、それ以前のOSを使っていた人には、分かるキャラクターだと思う。
本来は、「パソコンの操作で分からないことがあれば、彼に聞いてね」というMicrosoftの親切心から生み出された、良心的なキャラクターの立ち位置にいるはずのカイルくん。
なのに、「お前を消す方法」というネタが拡散されているのが最高におもしろい。
「お前を消す方法」は、なぜこんなに面白いのかって言うと、やっぱりあるあるネタだからだと思う。
時に画面を移動し、ユーザーの快適な運用を妨げる。
また、いざ使い方を聞いてもいい答えは帰ってこない。
出来立てホヤホヤのポリゴン技術を使った、なんとも言えないその風貌。
こんな体たらくから生まれた、『カイルくんはものすごい邪魔な存在だ』と言う共通認識。
その共通認識に、元ネタをうまく使って「お前を消す方法」と、ど直球にツッコミを入れて殴り込みをかけているのだから、面白くないわけがない。
似たようなのにこんな伝説のキャラクターもいました。なつかしい。そして、ありがた迷惑。
ほかにも、例えばこれとか。
「この問題の解決策を確認しています」の画面から解決策が見つかったことがない問題。
他にも「Windows10勝手に更新問題」「Java update問題」「NumLockうざい問題」「プリインストールアプリ消せない問題」など、パソコンやスマホを取り巻く環境は常に問題だらけだ。
その時はムカつくことはあるけれど、後になってその話題になると、ちょっと面白いものばかり。
でも機械がエラーを起こさなかったら、作業効率は上がる。
でも、それはそれで怖く感じる気もするのは、ぼくだけだろうか。
機械は、これくらい融通が利かないほうがいいのかもしれないね。