自分は元々19卒だったのですが、休学をして20卒の学生として就職を目指すことになりました。
9月上旬に留学から帰国。
就職活動の再出発、という感じの位置づけで、株式会社ナイモノの『ジョーカツ』というサービスに参加してきました。

新しいサービスなので、どんなサービスなのかとか、『評判』とかがネット上になかなか見当たらない現状・・・
でも、個人的に応援したいサービスなので、記事を書きたいと思います。(ステマじゃないよ!)
(※ナイモノの社長に許可を得て記事にしています。)
(※この記事内容はあくまで2020年卒向けサービスのものです。今後のサービス内容は同じではない可能性が高いのでご注意ください。)
ジョーカツとは?
『挑戦者を応援する』株式会社ナイモノが提供する、2018年度から本格的に始まった就活支援サービスです。
上京就職に挑む就活生に、無料で泊まれるシェアハウスとインターンシップ、様々な企業との交流場所を提供しています。
自分が参加した一番の理由も、『滞在費』がかからないということ。上京就活を目指す自分たちにとって大きな負担なので、本当にありがたいサービスでした。
2018年夏季ジョーカツ第3クールの内容は以下の通り。
<1日目>
午後集合
→ジョーカツ・ナイモノの説明
→ジョーカツナイト①(企業交流会)<2日目>
KOKUYO1dayインターンシップ<3日目>
株式会社ナイモノインターンシップ<4日目>
株式会社ナイモノインターンシップ
→ジョーカツナイト(企業交流会)<5日目>
『内定力』著者・光城悠人さんの講演会
総評すると、『若干荒削りな部分があるけれど、満足なインターンシップ』だったと言えます。
【よかったところ】
宿泊費を全額負担してくれる
2週間、東京のシェアハウスに無料で宿泊できるので、金銭的負担が大きく減ります。
一番安いゲストハウスのドミトリーでも3,000円程度かかる東京。長期滞在ではなかなか友達の家も使いづらいのもあり、これは本当にありがたいの一言です。
なお、『地元から東京に出る交通費』『シェアハウスから行き先への交通費』など、交通費は自己負担です。
ちなみにシェアハウスは、都心へ往復で1,000円かかる程度の立地です。
若干不便とも言えるので文句を言う人は多かったけれど、アクセス自体は悪くないし、滞在費を考えれば破格の金額です。(ありがたい。)
ちなみに、部屋は新しく綺麗です(平日に共用スペースの清掃をしてくれます。)水道光熱費も払う必要はありません。


さらに『5日間のプログラムに参加さえすれば、後の滞在では何をしてもOK』という太っ腹な仕組み。
他のインターンシップに行くも良し、OB訪問をするも良し、観光をするも良し。何をしても、東京という場は良い経験になることになることでしょう。
東京生活を擬似体験できる
2週間もの間東京に滞在できるので、実際自分が東京に住んだらどんな感じの生活スタイルになるのか、なんとなく体験をすることができます。
旅行や短期間の滞在では分からない、住んで見ないと分からないことが結構あります。
これはかなり大きい経験になると思うんですよね。
いかに東京の通勤ラッシュがえげつないか、掃除洗濯・料理が面倒臭いことか、などたくさんのことを思い知ることでしょう。
他ではできないような横のつながりができる
このサービスに集まってくるのは『東京で就職したい』という学生がほとんどなので、将来的に東京に住む学生が多いです。だから、将来的に付き合うことになる可能性も高いと言えます。
また、『地方大学→東京』を目指している時点で、価値観が合う人が多いと思います。
そんな人たちと泊まりで繋がりを作れること、これは他のインターンシップにはない強みではないでしょうか。

社長がイイ。社風もいい感じ
ベンチャー企業なだけあって、社長が熱心です。
自分は彼の人柄がとても好きでした。

社長以外にもメンターさんを中心に、パワフルな人が結構います。
急成長中の企業を間近で見ることになるので、事業やビジネスはどのような人が創っていくのかを見ることができます。これは、決して悪くない経験になると思います。
【よくなかったところ】
担当者の手際が全体的に良くなかった
運営の手際が良くなかったです。
例えば、インターン生を活性化させるためにあるはずの『アイスブレイク』で場が静まり返っていたり、出欠席の取り方がメチャクチャだったり、事前の連絡がうまく行き届いていなかったり、集合時間を伝え間違えたり・・・
全体的にかなりバタバタしていた印象でした。
でもここは初年度のサービスなので仕方ないと言えばそうだったのですが、第3クールはもう少し頑張って欲しかった・・・
改善してくれることを期待しましょう。
シェアハウスという形態をうまく活かせていない
『シェアハウス』
・・・この名前だけ聞くと、生徒みんなでワイワイ話したり、助け合ったり…みたいなイメージを持つ人もいらっしゃるかと思いますが、まずこのシェアハウスは共用リビングがありません。
どちらかというと『寮』に近いイメージの部屋です。
他人と積極的に関わらない限り、完全に寝泊まりするのみの部屋になってしまっていたのが残念です。
大手志向の就活生のことをあまり考えていない
ナイモノという企業がベンチャー企業なので仕方がないことなのかもしれませんが、このインターンシップで関わることができる企業は、ほとんどがベンチャー企業です。大手と言える企業はKOKUYO株式会社の一社のみでした。
ベンチャー企業で働くという選択肢を提示するというのは悪くないと思うのですが、大手の会社と関わる機会があまりにも少ないと感じました。
このサービスのターゲットは、あくまで『ベンチャー志望の学生』ではなく、『上京就職したい学生』を応援することなのですから。
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2dayインターンシップが物足りない
3日と4日目に行われた2dayインターンシップは、かなり中途半端な印象でした。
まずお話しすると、このインターンシップでは、AかBから二通りのテーマを自分で選ぶことができました。
Aは『新規事業立案』、Bは『ナイモノのプロモーション戦略考案』でした。
自分の班はAの『新規事業立案』をやったのですが、やはり思いました。
断言します。
2日間(10時間程度)の間に、ビジネスの素人である学生たちだけで新規事業立案をし、3C分析を回し、お金の計算をし、プレゼンテーションを作るのは、不可能です。
数々のベンチャー企業のインターンシップに参加してきましたが、ほとんどの企業がこの『新規事業立案』を行なっている印象です。
何も知らない学生のみが集まって、議論を交わしたところで、何が生まれるのか。
自分はベンチャー企業のインターンシップを通じ、そう感じています。(夏ならなおさらです)
ベンチャー企業は、思考停止をして『新規事業立案』というインターンシップを提供してしまっていないか。すべてのベンチャー企業が、改めて見直すべきではないでしょうか。
例えばグループに一人社員をつけ、協力して事業立案させるとか、工夫はできると思います。
何もしたことのない学生同士がやっても、議論が右往左往して終わってしまいます。
学生と企業相互に価値のあるインターンシップにするためにも、ジョーカツに限らずこれはインターンシップの問題だと思っています。
また、枠が決まっておらず、イチから様々なことを決める必要がある『新規事業立案』と、すでにあるものをどう外に発信するかを考える『プロモーション戦略の考案』では、同じ土俵上で戦うには明らかに難易度が違いすぎると感じました。
自分が参加した第3クールでは、他社のプロモーションをそのままコピーした案が優勝しました。これも良くなかった。
自分が難しいテーマを選んだのが悪いのですが、この辺の難易度調整・採点基準が曖昧だったことは、寝る間も惜しんで真剣に取り組んだ身としては納得しかねるものでした。
上京就活したい地方大学生は、ジョーカツに行くべし!
いろいろ長々と書いてきましたが、これから就職活動を控える地方学生には間違いなくプラスになるサービスだと感じます。
まだ始まって1年目のサービスで、社長中心に挑戦的な社風なので、これからどんどん改善していくことは間違いないです。
少し気になっているのであれば、ぜひ申し込みをして選考を受けてみるといいと思います!
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